パノラマライナー 利用者191人
将来的には伊那と木曽を結ぶ公共交通に
伊那市が今年度から運行を始めた長谷の仙流荘と木曽町の木曽福島駅を結ぶバス「パノラマライナー」について白鳥孝市長は、「将来的には伊那と木曽地域を結ぶ公共交通としても期待できる」との考えを示しました。 29日、市役所で開かれた定例記者会見で、白鳥市長が運行実績について報告しました。 7月は週末に、8月は16日まで毎日運行し、合計23日間で191人が利用しました。 バスは、木曽福島駅から伊那市駅を経由して仙流荘までを往復するもので、1日平均乗車人数は8.3人でした。 利用者のうち3割は、登山者以外の利用となっています。 白鳥市長は初年度の実績について、「当初の予測よりも多くの利用があった。来年度以降は未定だが、実績をみてもニーズはあると思う」と話しました。 運行にかかった費用は89万7千円で、そのうち市の赤字負担分は60万円となっています。 市では、結果を分析し今後の可能性について検証していくとしています。