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【新春記者室】日常に埋もれた大切な意味の見直しを

冬は閑散とするが、正月は別。門松や生け花で世間は華やぎ、新年の喜びがあふれる。
 しかし、生け花を習わない女性が増加したことに伴い、正月に花を生ける家庭も減少しているという。
 確かに現代女性の関心事と比べ、生け花の実用性は低いかもしれない。しかし、生け花やお茶など「もてなし文化」を引き継いできた日本女性は「人を喜ばせる」ための、ささやかな心配りや優しさも大切に引き継いできたのだと思う。そんな伝統が、実用性の陰に隠れてしまうのは切ない。
 習慣化・日常化する中で、大切な思いが忘れられがちな出来事はたくさんある。だからこそ「どうしてそれが生まれたのか」に目を向け、大切な思いを伝えていきたい。

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