きのこ中毒を防ぐ 鑑別相談始まる
10月19日まで
きのこ狩りのシーズンを迎え、県は毒きのこの誤食による食中毒を防ごうと、12日から、無料の鑑別相談を始めました。 初日の12日は、「知人に食べられると聞いたが不安だったので相談に来た」という伊那市の男性が伊那保健福祉事務所を訪れました。 7種類あるというホウキタケ科(ネズミアシ)のきのこの1つで、食べられるものは1種類だけだということです。 誤食が多い種類の1つで、食べると下痢や腹痛、嘔吐などの中毒症状を引き起こすということです。 期間中は、県から委嘱されたきのこ衛生指導員3人が交代で鑑別にあたります。 県内では去年、毒きのこ「ツキヨタケ」を食べた3人が食中毒症状を訴えました。 今年に入ってから被害はありませんが、県では「知らないきのこは絶対に食べない」「誤った言い伝えを信じない」など、知識の普及に努めたいとしています。 鑑別相談は、10月19日水曜日までの15日間で、時間は午後2時30分から4時まで、伊那合同庁舎1階の伊那保健福祉事務所で行われています。