西駒んボッカ 今年が最後のレンガボッカ
258人が西駒山荘にレンガ運ぶ
中央アルプス将棊頭山山頂直下にある西駒山荘にレンガを運ぶレース西駒んボッカが11日行われました。 レースは今年で4回を数えレンガのボッカは今回で最後となります。 午前6時半、伊那市の鳩吹公園を参加者が一斉にスタートしました。 今回が4回目となるレースには県内外の男性193人、女性65人、合わせて258人がエントリーしま参加者は重さ2.5キロのレンガを背負って走ります。 ゴールの西駒山荘は中央アルプス将棊頭山山頂直下の標高2690メートルにありスタート地点との標高差は1750メートル、距離は11.6キロあります。 レースで1着となったのは箕輪町の佐々木跡武さんでタイムは1時間48分52秒でした。 運ばれたレンガは西駒山荘の石室の床に敷かれることになっていて4回のレース合わせて740個になります。 西駒山荘は1913年大正2年に暴風雨にあい11人が死亡した当時の中箕輪尋常高等小学校集団遭難を教訓に建てられたものです。 小屋は麓の住民が石を運び建てたことからその精神を受け継ごうと登山愛好者でつくる西駒こまくさ会がレースを企画しました。 西駒こまくさ会によりますとレンガのボッカは今年が最後ですがレース開催については検討中だということです。