新品種りんご レッドパールお披露目
信州大学農学部で育成された赤い果肉のりんごの新品種レッドパールが20日、お披露目されました。 20日は、レッドパールの育成や研究などを行った信州大学学術研究院農学系の伴野潔教授が記者発表をしました。 レッドパールは、2000年にレッドゴールドとピンクパールを交配した品種です。 2013年から調査をはじめ、枝を接木したものを今年の9月に初狩りしました。 今年9月に名古屋市で大学や試験場の研究者が集まる園芸学会で発表し注目を集めたということです。 皮も果肉ともに濃い赤色で、糖度が高い事からそのまま食べたり、加工にも適しているということです。 「ジャムやアップルパイ、タルトなどに使うと色が出て良い」と伴野教授が紹介しました。 栽培するには、標高が700mの所が適しているということです。 伴野教授は「生産量が整ったら流通させていきたい」としています。 今後は伊那市と大町市にあるモデル園で栽培して特性などの研究を行うことになっています。 24日にはレッドパールを含めた赤果肉のリンゴの様々な品種を紹介しながら産業化に向けた取り組みを紹介する公開講座が信大農学部で開かれることになっています。