第69回県書道展 高遠高校の北原さんが特選一席
伊那文化会館で25日まで
第69回県書道展が、23日から伊那文化会館で始まりました。 今年は高遠高校3年の北原沙穂さんが高校の部で最高賞となる、特選の一席を受賞しています。 高遠高校3年で書道部に所属している北原沙穂さんは、県の審査で特選の一席を受賞しました。 特選29作品のうち一席に選ばれるのは一人のみで、上伊那の高校生が受賞するのは25年ぶりだという事です。 北原さんの作品は手本に忠実に書く臨書と呼ばれる作品で、中国の書家の作品を手本に丸一日かけて制作したという事です。 また、同じく高遠高校3年で書道コースの内田眞恵さんは、篆刻で特選を受賞しました。 篆刻作品で高校生が特選を受賞するのは初めてだという事です。 会場には、県の審査で入賞した作品のほか、上伊那の小学生から一般までの作品約1,000点が展示されています。 一般の部では、3人が県の審査で特選に次ぐ秀作を受賞しています。 関係者は「高校生以下の出品数がここ数年増加し、レベルも向上しているのが上伊那の特徴です。若い世代につなげていきたい」と話していました。 第69回県書道展は、25日(日)まで伊那文化会館で開かれています。