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地域医療構想素案示す

地域医療構想素案示す

 上伊那医療圏地域医療構想調整会議が23日開かれ、県が「地域医療構想」の素案を示しました。  それによりますと、2025年度に上伊那で必要な病床の数は1,153床と推計されています。  現在上伊那圏域で稼働している病床の数は1,186床で、2025年度は推計で1,153床が必要としています。  在宅医療の増加と人口の減少が病床数の減少につながるとしています。  また在宅医療の1日当たりの人数の推計は、2013年度の推計値が1859人なのに対し、2025年度は2,225人と、およそ20%増加することが見込まれています。  課題としては、医療従事者の確保や、在宅医療・介護を継続して提供できる体制の整備が挙げられています。  委員からは、「長野県は保健師が多い地域なので、保健師が活躍し地域で看取っていけるような仕組みを作っていけたら」「訪問看護士の増員が課題」といった意見が出ていました。  長野県地域医療構想は、団塊世代が75歳以上となる2025年度を見据えた医療体制の構築を目指すもので、県ごとに策定されます。  23日出された意見は県の策定委員会に提出されます。  地域医療構想は今年度中の策定を目指しています。

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