髙木東六さん偲び 10月17日にコンサート
没後10年メモリアル交流コンサート
作曲家で伊那市名誉市民の髙木東六さんの没後10年メモリアル交流コンサートが来月17日に伊那市のいなっせで開かれます。 髙木東六さんは1945年、昭和20年に空襲で東京の家を焼かれ知人のつてで伊那に疎開してきました。 作曲家だった髙木さんは伊那で合唱指導にあたるようになり、その時使っていたピアノが伊那市創造館に保管されています。 曲づくりにも力をいれ伊那市の歌のほかこの地域の学校の校歌も数多く残すなど伊那で7年半にわたり暮らしました。 特に1950年昭和25年にヒットした「水色のワルツ」は髙木さんが天竜川沿いを歩いていた時にメロディーが浮かんできたといわれています。 その天竜川沿いには髙木さんの音楽活動を称えるモニュメントがあり「水色のワルツ」を聞くことができます。 そんな髙木東六さんの遺志を継ごうと結成された合唱団ザ・シワクチャーズ伊那のメンバーが今日、髙木さん没後10年のメモリアルコンサートに向け伊那市のいなっせで練習をしていました。 ザ・シワクチャーズ伊那は2007年に髙木さんとの心のつながりを持ち続けようと発足しました。 コンサートの実行委員長の北沢理光さんは「音楽文化を伊那の地に広めた髙木さんの功績は大きい」と話します。 コンサートは髙木さんが指導していた横浜の合唱団、ザ・シワクチャーズ横浜との合同で行われることになっていて日時は10月17日午後2時から場所は伊那市のいなっせで入場料は500円です。 また18日午前10時半から伊那市創造館でミニコンサートも行われます。