首都圏からのマツタケ狩りツアー 伊那市で初開催
三越伊勢丹旅行会社が企画
首都圏在住者を対象としたマツタケ狩りツアーが、3日、伊那市内で初めて行われました。 ツアーには、60代から80代まで15人が参加しました。 参加者は、新山のアカマツ林で1人1本マツタケを採りました。 ツアーを企画したのは、東京都の株式会社三越伊勢丹旅行です。 親会社の三越伊勢丹ホールディングスの本社が新宿にあり、新宿と伊那市が 友好提携を結んでいることが縁で行われました。 ツアーは1泊2日の日程で、マツタケの他に諏訪大社や天竜川の舟下りを楽しむ内容で、1番安い料金で1人8万9,000円です。 参加者は、新山集落センターに移動し、マツタケ料理を堪能しました。 焼きマツタケに土瓶蒸し、信州牛と馬肉のすき焼きに伊那名物塩いかなど地元産の食材をふんだんに使ったメニューです。 地域住民がボランティアで料理の準備などを行っていて、ツアーを受け入れた伊那市では、山の所有者や農家、地域住民が連携して取り組むことで、富県地区の活性化に繋げていきたいとしています。 三越伊勢丹旅行では、「体験ツアーは増えているが、今回の様に地域をあげてのものは初めて。参加者の意見を聞いて好評だったら通年観光も考えていきたい」としています。 参加者にはお土産用に100グラム4,000円でマツタケが販売され、早速買い求めていました。