買い物支援セミナー
買い物へ出かけるのが困難な高齢者などの買い物を支援するサービスについて考えるセミナーが5日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 セミナーは、多くの人に買い物支援サービスについて知ってもらい、連携の和を広げていこうと伊那市社会福祉協議会が開いたもので、会場にはおよそ80人が訪れました。 セミナーではパネルディスカッションが行われ、実際に買い物支援の取り組みをしている人たちがパネリストとして意見を交わしました。 この中で、中心市街地の商店主らで作る「伊那まちの再生やるじゃん会」代表の竹村裕さんは、これまでの経験で、苦労した点などを話しました。 伊那まちの再生やるじゃん会は、月1回のペースで地域の公民館などで出張販売を実施しています。 竹村さんは「実際に続けてやってきて、まだまだ出張販売のことを知らない人が多い。告知などの点で地域や行政と連携していけたら」と話していました。 セミナーではこの他事例報告も行われ、支援サービスを実施している団体の代表が活動の様子を紹介しました。 主催した伊那市社会福祉協議会は「セミナーを通じて地域の連携の輪が広がり、買い物支援サービスがさらに充実したものになってほしい」と話しています。