伊那市西箕輪大萱 7年ごとに一度の長持ち担ぎ
地元大萱を一日かけて練り歩く
7年ごとに一度行われる伊那市西箕輪大萱の長持ち担ぎが15日に行われ、地元住民が地区内を練り歩きました。 大萱の長持ち担ぎは、地元にある熊野社の秋の例大祭に合わせて行われました。 大正時代に寒天作りの出稼ぎに行っていた若者が諏訪の御柱祭を見て地元でも何か祭りをやろうと長持ちを奉納したのが始まりとされています。 以来、7年ごとに一度、諏訪の御柱祭と同じ年に行われています。 この日は一日かけて区内を周り11か所で長持ち担ぎと笠踊りを披露しました。 長持ちを担ぐ時に歌う歌は3種類あり、歌詞は仙丈ヶ岳や西駒ヶ岳、天竜川といった地元の風景などを歌ったものにアレンジしているという事です。 各所で長持ちや笠踊りが披露されると、長持ち担ぎを奉納する熊野社を目指して出発します。 大萱区では「祭りに対する関心が薄れつつあるが、色々な形で継続していきたい」と話していました。