長谷村成人式
長谷村成人式が1日、村公民館であった。新成人22人が出席。新たな門出を喜びつつ、「長谷村」としては最後の成人式となることを惜しみあった。
宮下村長は「80年の人生のうち20年を終わろうとしている皆さんは今後、義務を伴う責任を果たしていく必要もある。長谷村は31年の歴史を閉じるが、長谷という名は伊那市長谷として残り、長谷の雄大な自然も変わらない。苦しい時などに故郷を思い出し、どんな時でも励ましてくれるものであることを知ってほしい」と新成人に訴えた。
新成人代表の伊藤真悟さんは「これからの人生、一人ひとりが責任を持った行動をしていきたい」と新たな決意を述べた。
中学校時代の教諭小林智さんによる記念講演もあり、昔懐かしい恩師や友人に会えた喜びにも浸っていた。
【新成人に聞く】合併・自立・まちづくり権兵衛トンネル開通・・・
新成人に(1)成人になって思うこと(2)大人になって最もしてみたいと思うこと(3)自分たちの住んでいる地域をどう思うか(4)3月に合併して「伊那市」になるが、どう思うか(5)新「伊那市」に期待すること(6)新「伊那市」の市長選は投票に行くか(7)権兵衛トンネルが開通するが、どう思うか(8)自分たちの住んでいる地域と木曽との新しい関係に何を期待するか竏窒ｷいた。
【長谷村】
▼(1)特に変わったことはない(2)株(3)長谷村がなくなってしまうことは残念(4)残念(5)ない(6)仕事をしているので無理(7)住んでいないので分からない
(宮下隆広さん・東京都・会社員)
▼(1)まだ学生なので実感わかない(2)自分の稼いだお金で生活をしてみたい(3)長谷村がなくなるのは残念だが住んでいる人が少ないから仕方がない(5)ない(6)行く気はあるが、時間的がなければわからない(7)開通したら友達もいるので遊びに行く(8)交流(伊藤真悟さん・学生)
▼(1)飲酒・喫煙ができることが最大の喜び(2)ない(3)なくなるのは残念(5)時間がないから行けない(6)交通が便利になっていいことだと思う(北原剛さん・学生)
▼(1)何をするにも自分で責任を持たないといけないと思う(2)選挙に行ってみたい(3)別々で残ってほしかったので残念(5)少子高齢化対策。長谷は山奥なので、一人暮らしのお年寄りが充実して暮らせるようにしてほしい(6)こっちにいたら行く(7)いいことだと思う(8)交流を通して木曽と長谷の間の関係ができればいいと思う(久保田なおりさん・長野市・学生)
▼(1)別に変わったことはないと思う(2)酒が飲める(3)長谷はいい場所だと思う(4)知らないうちに合併の話が進んでいて残念だが、合併すること自体はいいと思う(5)何をどう残していくかが疑問(6)県内にいれば多分行くと思う(7)直接行けるようになるのでいいと思う(北原賢人さん・東京都・学生)
▼(1)周りから言われて成人になったんだと思うが、実際には今までの通り(2)気兼ねなくお酒を飲みたい(3)自分の知らないうちに合併が進んでいて残念(4)村がなくなるのは残念だが、これも一つの発展だと思う(5)見ていると吸収合併のような感じもするので、長谷としての特徴が残るようにしてほしい(6)近いので行くと思う(7)木曽の人が長谷に来て良い所を知ってもらえるので良いと思う(8)特に期待することはないが、お互いの良さを知れるよう、情報交換をしていければ良いと思う(大村紘樹さん・松本市・学生)
▼(1)まだ学生なのでなんとも言えない(2)選挙に行きたい(3)合併してしまうのが残念(5)合併するまでの経過があまり伝わってこなかったので、なってしまったらしっかりと端の意見も聞いていってほしい(6)日程的に無理(7)渋滞にならないか心配(8)医療関係を学んでおり、医療の連絡通路的に使えるようになれば良いと思う(野牧加代さん・大阪府・学生)
▼(1)選挙権もあり、しっかり社会のことに関心を持っていきたい(2)学生なので学業に専念するが、バイトなどを通して経験を積み、柔軟に物事に対応できる人になりたい(3)自然が豊かで大らか。大切にしたい。30、40歳になったら戻ってきて暮らしたい(4)良いと思う。合併によって伊那市、高遠町の良い所が吸収でき、物事をスムーズに行うことができるようになると聞いているので(5)合併したからには隅々まで行き届いた行政対策を講じてほしい(6)大学に行っているため、戻ってこられないと思う(7)トンネルのことについて良く知らない(8)今まで関連性がなかった市町村との関係が持てるようになるので、活性化につながれば良いと思う(小松直樹さん・京都府・学生)
▼(1)20歳になったという実感はないけど、自由にできることが増えた分、責任を持って行動して行きたい(2)学業に専念したい(3)変わることのない家々があるので、安心感がある(4)自分の育った村の名前が消えてしまうのは残念だが、それ以上に、今後この場所が発展してくれれば良いと思う(5)全体的な発展(6)たぶんこちらにいないので行かない(7)木曽と伊那がトンネルを通じて発展してくれれば良いと思う(8)郷土交流みたいなことを通じて、お互いを知り合えれば良いと思う(池上俊作さん・京都府・学生)
▼(1)実感はないが大人の仲間入りをしたかなと思う(2)選挙に行ってみたい(3)大好きです。大学で友人に「大自然だよ」といって自慢しています(4)住所が変わるのは悲しいけど、市になるのは嬉しい(5)長谷のことを伊那の人にも好きになってほしい(6)予定がつけば行く(7)木曽に行ってみたい(8)さらなる発展を期待しつつ、自然はこのままで残してほしい(北原亜希さん・神奈川県・学生)
▼(1)周りの変化はあまりないが、気持ちとして人生への焦りがある(2)選挙へ行くことを前回の選挙で達成した(3)大好き。環境も好きだが、村民の人がみんな親身になってくれる(4)長谷村という名前がなくなるのは残念だが、村のためになるのでいいかなと思う(5)長野県下一の市になってほしい(6)予定がつけば行く(7)便利になるということは良い(8)良い部分は現状維持で足りない部分は発展を期待したい(北原美夏さん・非持山第3・学生)