伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
45/(土)

ニュース

かんてんぱぱで高遠石工写真展

かんてんぱぱで高遠石工写真展

 「高遠石工を訪ねる友の会」(赤羽忠二代表)による「新春高遠石工写真展」が4日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。県内外に残された素晴らしい石仏を撮影した写真約70点が、訪れた人の関心を引き付けている。
 江戸中期から多くの石仏を残した高遠石工は、生活の場を求めて伊那地域から山梨県、岐阜県、関東方面など、あらゆる地域へと波及。その優れた技術は各地で受け入れられた。
 職人によって作風は異なるが、手からつま先まで丹精に刻まれた高度な技術は一環している。約200年前に始まった文化は以後100年近く、親から子へと引き継がれたが、明治時代になると後継者が不足し、技術が途絶えてしまった。
 会場には、親子代々の作品写真を並べた展示もあり、美しい石仏と共に時代の変遷もうかがえる。
 代表の赤羽さんは「先祖が苦労して引き継いできた技術が、今なお各所に存在していることを知ってほしい」と話している。
 入場無料。午前9時縲恁゚後6時。9日まで。

前のページに戻る 一覧に戻る