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生誕120年 探偵作家 大下宇陀児展

生誕120年 探偵作家 大下宇陀児展

 箕輪町出身の探偵小説家、大下宇陀児(うだる)の生誕120年を記念した特別展が町郷土博物館で開かれています。  会場には、宇陀児(うだる)の直筆の原稿や写真、作品が掲載された雑誌など161点が展示されています。  大下宇陀児は、明治29年、箕輪町木下に生まれました。  九州帝国大学卒業後、商工省臨時窒素研究所に勤務していましたが、在職中に書いた小説「金口(きんぐち)の巻煙草」が雑誌に掲載され、探偵作家としてデビューしました。  宇陀児は69歳まで生き、370以上の小説を残しました。  江戸川乱歩と親交があり、乱歩に次ぎ、日本探偵作家クラブの2代目会長を務めました。  また、箕輪中部小学校の校歌も作詞しました。  23日は展示解説が行われ、学芸員の柴(しば)秀(ひで)毅(き)さんが宇陀児の作風やエピソードなどを紹介しました。  会場には、宇陀児の作品が読めるコーナーもあります。 生誕120年探偵作家大下宇陀児展は11月13日まで、箕輪町郷土博物館で開かれています。  11月3日には宇陀児のミステリークイズ、12日には未公開資料の特別見学が予定されています。

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