第30回伊澤修二記念音楽祭 澤学長が指揮
伊那市高遠町出身で日本の音楽教育の基礎を確立した伊澤修二の功績をたたえる第30回伊澤修二記念音楽祭が29日行われ、東京芸術大学の澤和樹学長が指揮をしました。 伊那文化会館で行われた第2部には、東京芸術大学の学生オーケストラや公募で集まった伊澤修二記念音楽祭合唱団などが演奏を披露しました。 今回は初めて澤学長が出演し、全員合唱の伊那市の歌で指揮をしました。 伊澤修二は、東京芸術大学の前身の東京音楽学校で初代校長を務め、日本の音楽教育の基礎を確立したとされています。 記念音楽祭は、修二の功績を顕彰しようと、毎年開かれていて、今回が30回目となります。 澤学長は「今後も40回、50回と続けていける充実した音楽祭にしていきたい」と話していました。 高遠中学校を会場に行われた第一部の公演では、高遠町の小中学生や高校生が出演しました。 このうち、高遠北小学校の5年生12人は音楽劇「森は生きている」を発表しました。 9月から練習を始め、東京芸術大学の佐野靖(やすし)教授から歌唱指導を受けました。 少女たちが森に住む精霊から自然の大切さを学ぶという物語で、地元高遠町の自然を大切にしたいという気持ちを込めて演じたという事です。 この音楽祭の模様は、11月にご覧のチャンネルで放送します。