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193/(火)

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秋の褒章「黄綬褒章」 原和一さん

秋の褒章「黄綬褒章」 原和一さん

「社会に貢献している製品を作っている会社に入って、自分より高技能者がたくさんいる中で自分が選ばれた。多くの仲間や上司のおかげでここまで来れた、という思いでいっぱい」 黄綬褒章を受章した、伊那市東春近の原和一さん59歳。 箕輪工業高校を卒業後、オリンパス株式会社に入社。 高難度のレンズ・プリズムの試作・製造を40年に渡り担当してきました。 「やらずして『できない』は言わない。常に新しいものには目を向ける。難しいと思った仕事でもまずはやってみると、『次はこうしよう』というものが見えてくる。その繰り返しで40年が過ぎてきた。」 40年の間には、高精度レンズの加工法を確立しました。 「自分が作っているものが1番だと思ってやっているし、他社には負けたくないと思ってやっている。少しでも精度の高い物を作りたいという思いで取り組んでいる」 原さんは現在、オリンパスの若手を育成する「技能道場」で道場長を務めています。 「昔は失敗が経験になったが、今は(機器の精度が上がり)不良品を作るのが難しい時代。道場で練習や失敗をして、職場・会社を担っていく人材になってくれたらうれしい」

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