KOA向山社長年始訓話
「安全」「品質」で信頼を
◆KOA(伊那市)向山孝一社長
「安全」「品質」を中心に、お客さまに信頼される会社にしていきたい。
兵庫県尼崎JR脱線事故、耐震強度偽装に、安全であって当たり前が当たり前でなくなる混乱を垣間見た。
組織が限られた中で安全に運営されているのか、いつも注意をはらっていかなければならない。異常のサインが異常と感じられなくなり、起こるはずがないことが現実に起こる。事故によって本人、家族、職場に迷惑がかかる。総点検をして安全な職場づくりをしなければならない。自然災害の対応を含め災害は、お客さまの重要な評価基準になる。災害を出さないと胸を張って言える会社にしたい。各職場で火災、はさまれなど災害の危険要因を取り除いてほしい。
製品は人命に直結するもので、万が一は許されない。品質の改善活動を経営の柱にしたい。売り先別でみると、パソコンなどから車になりつつあり、今後も伸びていく。質の高いビジネスが求められる。製品の質をレベルアップしないと生き残れない。お客さまから「KOAがいい」というものづくりをしたい。事故があったら会社がなくなる危険のあるビジネスと肝に銘じて仕事に当たってほしい。
2010年は創業70周年になる。春にビジョンを示したい。
地域社会、家族に対して、年末にいい成果があったと言えるように、地に足をつけて作業してほしい。
健康は自己責任で管理して、明るい職場であるように。1年間、頑張りましょう。