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高遠長谷地区の医療体制 厳しく

伊那市医療政策審議会で検討課題に

高遠長谷地区の医療体制 厳しく

 伊那市医療政策審議会が、16日夜開かれ、高遠長谷の東部地区の医療体制の厳しい現状が確認されました。  この日は、伊那市医療政策審議会が開かれ、医療関係者など15人が委員に委嘱されました。  市内には、西箕輪・新山・長藤・美和の4つの国保診療所があります。  美和診療所には、担当医師が1人いますが、そのほか3つの診療所は、長藤診療所の医師が、長藤で3日、西箕輪で2日、新山で半日を担当しています。  西箕輪には厚生連病院を誘致する方針が示されていますが、長藤診療所の医師が60歳を超えていることもあり、東部地区の医療体制を心配する声が多く上がりました。  委員からは、「医療がないと地域が廃れてしまう。」「高遠長谷の10年・20年後の医療体制が非常に心配だ」「中山間地域に医師を迎える施策を進めてほしい」といった声が上がっていました。  審議会では、今後、東部地区の医療体制が厳しい状況になるとして検討課題とすることが確認されました。  伊那市では、医療関係者を集めて、東部地区について意見交換する機会を近々設けたいとしています。

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