伊那地域でも雪 交通機関などに影響
24未明から午前中にかけて、伊那地域の平地で今シーズン初めての雪が降りました。 この雪で、交通機関に遅れが出るなど各地で影響が出ました。 伊那地域では、24日未明から午前中にかけて、積雪14センチを記録し、今シーズン初めての積雪となりました。 長野地方気象台によりますと、上空の真冬並みの寒気と関東の南岸にある低気圧や前線の影響で、まとまった雪が降ったということです。 24日の午前8時の伊那市いなっせ前では、朝早くから雪かきに追われる人の姿が見られました。
JR飯田線では、午前6時18分辰野駅発の電車が電線の凍結などにより、2時間20分遅れで出発するなど影響が出ました。 電車の遅れで通勤・通学にも影響があり、伊那市駅は電車を待つ人で混雑しました。 高速バスは、午前9時で新宿線・名古屋線ともに30分程度の遅れが発生しましたが、午前10時過ぎから通常運行に戻りました。
伊那市御園のアクセス道路では、午前7時半過ぎに車数台が絡む事故が発生し、渋滞となりました。 午後4時現在、伊那市、箕輪町、南箕輪村で大きな被害は報告されていません。 伊那市高遠町の一部では、雪の影響によりおよそ5時間停電となりました。 また、伊那警察署によりますと、午後3時半現在、管内での物損事故はおよそ25件で、人身事故はなかったということです。 長野地方気象台によりますと、25日以降1週間は、平年並みもしくは平年より低い気温で推移するということです。