聴覚障害者のグループホームもみじの家 地域住民と交流
「もみじの家まつり」で手話など学ぶ
南箕輪村神子柴にある聴覚障害者のグループホーム「もみじの家」は、施設の事を広く知ってもらおうと、地域住民を招いて初めての「もみじの家まつり」を、26日に行いました。 会場となった神子柴公民館には、手話を学ぶコーナーなどが設けられ、訪れた住民が耳の不自由な人と交流しました。 もみじの家は、南箕輪村神子柴にあります。全国で初めての聴覚障害者のグループホームとして平成26年4月に開所しました。 社会福祉法人長野県聴覚障害者協会が運営していて、現在、県内各地から来た20代から60代の5人が生活しています。 まつりは地域の人たちに施設の事を知ってもらおうと初めて行われました。 上伊那手話サークルや手話通訳団のメンバーがスタッフとなり、訪れた人に手話を教えていました。 長野県では、手話が日常生活で広く使われる社会を目指し今年3月に手話言語条例を施行しました。 会場には、地元の保育園児が描いたもみじの絵が展示されたほか、ゲームやバザーのコーナーが設けられました。 もみじの家管理者の樋口絹子さんは「買い物など身近な生活の中でも手話で会話ができる世の中になってほしい。グループホームも地域と一緒に歩んでいきたい」と話していました。