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雪と冷え込みでリンゴに影響

雪と冷え込みでリンゴに影響

上伊那地域では、先週の雪と低温の影響で、リンゴなどの農作物に被害が出ています。 伊那市西箕輪でリンゴオーナー園を営む重盛正さんは、リンゴを地域の福祉施設の利用者に食べてもらうことにしました。 傷んではいますが味に問題はないということで、28日に福祉施設の職員と共にもぎ取り作業をしました。 伊那地域では、24日に14センチ雪が積もり、その翌日には11月の観測史上最低となる、-7.2度を記録しました。 その影響で、リンゴの上に積もった雪が翌日の低温で氷り、果肉が柔らかくなってしまったり、割れてしまう被害が出ました。 重盛さんは「昭和58年にここで農園を始めてからリンゴに雪が積もったり、こんなに寒くなるのは初めてのこと」と話していました。 箕輪町木下のJA上伊那果実選果場では、先週の雪や低温の影響で、リンゴの持ち込みに遅れが出ているということです。 例年、凍っても融ければ売り物になるということですが、今回は強い冷え込みの影響で、リンゴの芯まで凍ってしまい、外見だけでは被害が確認できず、出荷の判別が難しい状況だということです。 JA上伊那の果樹広域担当の唐澤良忠さんは「ここまでの冷え込みはこれまでに経験がないので、どんな被害が出るかわからないし、被害があるかどうかもわからない」と話していました。 収穫作業が遅れていることから箕輪果実選果場では、30日を予定していた受け入れ期間を、来月4日まで延長して対応することにしています。

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