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木下の山車飾り 展示に向けて作業急ピッチ

木下の山車飾り 展示に向けて作業急ピッチ

来年1月14日・15日に行われる箕輪町木下の南宮神社の初祭りに向けて、山車飾りの製作作業が急ピッチで行われています。 山車飾りの製作を行っているのは、木下山車飾り保存会のメンバーです。 保存会では毎年神社の初祭りに合わせて5つの舞台に山車飾りを展示していて、現在作業は終盤に差し掛かっています。 舞台ごとにテーマが決まっていて、会のメンバーが資料を見ながら製作を進めています。 川中島の合戦で一騎打ちをした武田信玄と上杉謙信、巌流島で戦ったとされる宮本武蔵と佐々木小次郎など、これまでの作品を参考に趣向を凝らした山車が製作されています。 木下の山車飾りは、明治27年頃、高遠から養子に入った青年が、高遠の山車のようなものを木下でもやろうと提案したのが始まりと言われています。 戦後の存続危機などを乗り越え、これまで地域の伝統行事として保存会が継承しています。 遠藤武揚会長は「地域で継承されてきた伝統。どんな作品が展示されているか楽しみに来る人も多いので、期限に間に合うように頑張りたい」と話していました。 17日には初祭りに先駆けてJR飯田線の木下駅前で山車が展示されます。 山車飾り作りは、来年1月14日の初祭り直前まで保存会のメンバーが行う予定です。

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