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出初め式あす 12年ぶり中心市街地で

1915年製の懐かしい「腕用ポンプ」も登場

出初め式あす 12年ぶり中心市街地で

 伊那市消防団の出初め式は9日ある。本年は高遠町、長谷村との3市町村合併前の最後の同式として、分列行進・一斉放水の場所を12年ぶりに、市役所駐車場付近から市街地などに戻す。特別企画として腕用ポンプ(1915年製)を団員が手引き分列行進し、その後の一斉放水にも登場する。
 腕用ポンプは旧伊那町御園消防組に新調され、昭和初期ころまで使用。ポンプ両端の煽り木の各5人の計10で煽り、ホース側や吸水管側にさらに4縲・人、合計14縲・5人を必要とした。
 左右のシリンダー中央の真鍮の容器は「空気室」と呼ばれ、放水される水の圧力の変動を少なくする役目があり、当時としては進んだ機構を備えたポンプだったという。
 喇叭(ラッパ)隊吹奏行進は入舟交差点を午後0時05分スタート。分列は同0時15分から、市駅前ビルいなっせ竏駐・M交差点間を行進する。どちらも観閲場所はマルトキ北駐車場入口となっている。
 一斉放水は大橋上流右岸で同1時05分から、観閲は大橋北側より天竜川左岸道路上。市消防音楽隊・市消防団喇叭隊演奏のアトラクションは同2時から、市長あいさつ、消防団長訓示、定例表彰などの式典は同2時20分から、ともに市民会館で行う。
 雨天の場合は、分列行進と一斉放水は中止し、アトラクションと式典は実施する。

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