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小正月の伝統「繭玉」つくり交流

伊那市美篶北村の恒例 子どもからお年寄りまで和気あいあい

小正月の伝統「繭玉」つくり交流

 養蚕の降盛と五穀豊穣(ほうじょう)を願う繭玉(まゆだま)つくりが7日、伊那市美篶笠原北村の会所・廣得館であった。地域の幼児や児童のほか、保護者など約50人が参加し、小正月の伝統行事を一緒にたん能した。
 小正月の伝統を子どもたちに伝承しよう竏窒ニ、8年前から始まった恒例行事。笠原地域社会福祉協議会のボランティアグループ「ひまわり会」と、笠原シルバークラブのそれぞれの北村地区メンバーの共催。
 繭玉は熱湯で練った2キロの米の粉をまゆの形につくり、サカキの木に刺して完成。紅白のきれいな繭玉を約150個仕上げた。初めて見る子どもたち「雪だるまみたい」と大はしゃぎ。最後は一緒に正月の童謡を合唱し、和気あいあいと楽しんだ。
 この日は、餅(もち)を短冊形に切った「稲穂」もつくった。
 ひまわりの会の北村地区責任者の諸田香子さんは「子どもやお年寄りが、話し合いのできる場所として残していきたい」と、皆が喜ぶ姿を眺めていた。

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