漆戸常会「大文字」飾りづくり
15日午前8時から建てる
箕輪町北小河内の漆戸常会は、15日に行う小正月の伝統行事「大文字(だいもんじ)」建てに向け、柱にとり付ける花飾りを昨夜つくりました。 11日の夜は、漆戸集会所に住民が集まり作業が行われました。 女性と子どもたちが担当するのは、飾り付ける花づくりです。大中小3種類の大きさの色紙を、小さく折ってから、はさみで切ります。ベテランはなれた手つきで、子どもたちは慎重にはさみを入れていました。 男性たちは、花を束ねるこよりを作り、3枚をまとめて花の形にしていきます。 白い紙に細く切り込みを入れた「ゲジゲジ」や御幣も作りました。 竹の棒にゲジゲジをまきつけながら花を3つつければ花飾りの完成です。 漆戸常会の大文字は、町民俗無形文化財に指定されている小正月の伝統行事です。 今から250年以上前に始まり、1年の安穏を願ったものが今の形になり伝わったとされています。 大文字は、15日午前8時から、集落の四辻に建てられます。