南箕輪村消防団出初め式で新春イベント企画
消防車の試乗に子どもたちが大喜び
南箕輪村消防団・日赤奉仕団の出初め式が8日、南箕輪村民センターであった。分団旗を約30年ぶりに新調し、唐木村長から各分団に授与された。また、消防車の試乗など新春イベントを初めて企画し、子どもたちの人気を集めた。
イベントは、消防団活動を知ってもらうとともに、子どもたちが消防車両に触れることでいずれ消防団に入る機会になればと設けた。
役場駐車場には、自動車ポンプ車3台、小型ポンプ車7台が勢ぞろい。伊那消防署に配備されているはしご車も登場した。子どもたちは「あれに乗りたい」と親の手を引き、満足顔で運転席に乗った。団員がポラロイドカメラでハンドルを握る子どもを一人ずつ撮り、写真をプレゼントした。ほとんどの子どもは大喜びだったが、中には、はしご車が高くて「怖い」とすぐ降りてしまう子どももいた。
全伸長30メートルのはしご車を上下に動かし、救助者らが乗るバスケットから菓子をまく宝投げもあった。
市中行進に続いて開いた式典には団員148人、日赤奉仕団員23人が出席。
式辞に立った唐木村長は「自分たちの地域を自ら守ることは、地域づくりの原点である」と活動への協力を求めた。
宮島忠夫団長は「全団員が地域住民と一体となって住民が安心して暮らせるまちづくりにまい進する」と訓示した。