西箕輪上戸で大文字下ろし
1年の厄除けや五穀豊穣などを願って伊那市西箕輪上戸に建てられた大文字(でえもんじ)が20日地区住民によっておろされました。 朝5時、集合を呼びかける太鼓の音が地区内に響き、区民が集まり始めます。 区民が集まったところで早速大文字おろしが始まりました。 上戸区の大文字は14日に建てられました。 現在、上戸区にはおよそ60世帯があり、各家庭で家内安全や無病息災を願って作った巾着袋が吊り下げられました。 大文字が横になり、巾着袋や花飾りが外されると、集まった住民が気に入ったものを手に取っていました。 ある住民は「地域の伝統文化。飾りを持ち帰り1年間家族が無事に過ごせれば」と話していました。 持ち帰った巾着袋などは、各家庭で神棚などに飾り、来年のどんど焼きで燃やすとういことです。
箕輪町大出上村で大文字下ろし
また箕輪町大出の上村常会に建てられていた大文字も20日下ろされました。 午前6時、住民約20人が大文字の建つ地区内の辻に集まりロープや梯子を使って下ろしていました。 大文字に付けられていた巾着などの飾り物は縁起物として住民が持ち帰りました。 これら縁起物は1年間、各家庭の玄関や神棚に飾り付けるということです。