伊那北高校理数科 課題研究発表会
1年間の研究結果を発表
伊那北高校理数科の課題研究発表会が28日に開かれ、2年生が去年4月から調査、研究してきた成果を発表しました。 理数科の2年生39人が8つの班にわかれ、去年4月から自分たちで研究テーマを決めて調査してきた内容を発表しました。 このうち生物班は、ミミズの腸内細菌と生息場所の関係性を調べました。 ミミズのフンが植物の生育に有効な土を作ったり、土壌汚染の改善にも役立つとされている事からこの研究テーマを選んだという事です。 調査の結果、畑の土で育てたミミズからは一定の腸内細菌が確認されましたが、同じミミズを野球場の土で育てたところ腸内細菌がほとんど確認されなかったという事です。 この事から「ミミズが生息する土壌が変われば腸内細菌も変わる」との研究結果を導きました。 会場には、理数科の1年生や保護者などが訪れ発表に耳を傾けていました。 伊那北高校では、「自ら課題を見出し研究する『探求的な学びの姿勢』を大切にしたい」と話していました。