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活字離れを防ぎたい市民の団体「いななき学舎」発足

 本を読むことをきっかけとして物事を考える力や想像を広げる力を養っていこう竏窒ニ、上伊那在住の有志約10人が、「活字離れ」を防ぎたい市民の団体「いななき学舎」を発足した。読書の後、その本について語り合いながら他人の気持ちを考えたり、時代を読む力を養う。同じ目的を持つ団体などとの連携も深め、最終的には須坂市の「信州岩波講座」のような地域的活動へとつなげることを目指す。
 インターネットなどが普及する一方で、若い世代を中心とした人たちの「活字離れ」への懸念が広がっている中で「読書の衰退は考える能力の低下につながるのではないか」と考えた有志らが設立。前信州大学学長・森本尚武さんを代表とし、10月から準備を進めてきた。29日、本格的な活動を始める。
 現在は大人のみだが、今後は小中学生や高校生の参加も期待している。評論だけでなく文芸、話題作など、幅広い視野で語り合いを展開する。
 第1回は、貧困層が固定化し始めた英国の格差社会について言及した『ハードワーク』(ポリー・トインビー著)について取り上げる予定。参加者を募集している。場所は伊那市通り町の「カフェあびえんと」で午後6時から。
 参加申し込み・問い合わせは、いななき学舎事務局(TEL73・8798)有賀さんか、カフェあびえんと(TEL78・0899、090・4094・2870)若林さんへ。

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