新山小学校の猫「たま」 墓建立
伊那市の新山小学校で長年飼われ、去年12月に死んだ猫「たま」の墓が2日、学校に建てられました。 この日は、全校児童が集まり、学校の庭でたまの墓のお披露目会が開かれました。 たまは、18年ほど新山小学校で飼われていました。 メスの大人しい、穏やかな性格で、学校のアイドルだったということです。 教室に入りづらい児童も、たまを見ると「たまちゃん」と声をかけて癒されていたということです。 人間の年齢では推定100歳程まで生き、去年12月6日に校長室のストーブの前で静かに息を引き取ったということです。 多くの人から愛されていた「たま」との思い出を残そうと、小学校が墓の建立を計画。 資金を募ったところ、地域の人や卒業生も募金に訪れ、5万円以上が集まりました。 この日は、児童が1人ずつ花を手向け、たまの冥福を祈っていました。 最後に、児童全員で、たまに向けて校歌を歌いました。 髙見真美校長は「たまは命の尊さを教えてくれました。皆さんのこと、校舎のこと、新山の自然のことをずっと見守ってくれています」と話していました。