「寒ざらしそば」 川の冷水から引き上げ
先月20日の「大寒」に、川の冷水に浸した「寒ざらしそば」が、3日に引き上げられました。 この日は、高遠そば組合のメンバー4人が、伊那市長谷の粟沢川からそばの実を引き上げました。 そばの実は、先月20日の「大寒」からおよそ2週間、水温0度ほどの粟沢川に浸けられました。 「寒ざらし」をすることで、そばの甘味が増したり、食感がよくなったりすることから、組合では毎年この時期に行っています。 引き上げられたそばの実は、2週間ほど干されます。 昼と夜の寒暖の差を利用してて乾燥させ、さらに味を良くしていきます。 メンバーは、まんべんなく乾くように、板や手でそばの実を広げていました。 伊藤亨組合長は「7月に提供するときに、おいしいと言ってもらえるそばになっていたらうれしい」と話していました。 今月中旬頃まで乾燥させた後、袋に詰めて4か月ほど寝かせ、7月に製粉して高遠町内のそば店4店舗で提供されることになっています。