「伊那路」 創刊60周年
上伊那地域の歴史や文化などを取り上げた月刊誌「伊那路」が今年で創刊60周年を迎えました。 伊那路は1957年に郷土研究を発表する場を作ろうと上伊那郷土研究会が創刊し、今年1月で720号となりました。 地域の歴史、民俗、自然、文化について調査研究、論考などを掲載しています。 現在は委員11人が編纂や発送を行っていて、県内外の680人が定期購読をしています。 4日は伊那市創造館で創刊60周年の記念式典が行われました。 上伊那郷土研究会の清水満(みつる)会長は、「伊那の文化や人を大切にする風土があり60周年を迎えられた。より良い郷土を作るため、今後も続けていきたい」とあいさつしました。 式典では、10年間会長を務めた伊藤一夫前会長と、25年間印刷を行っている南箕輪村の株式会社プリンティアナカヤマに感謝状が贈られました。 ほかに、富士見高校教諭の三上徹也さんの記念講演も行われ、訪れた人たちが話に耳を傾けました。