地域全体での子どもの安全見守りを区長に要請
宮田村の宮田小、中学校長は10日、児童生徒の安全を地域全体で見守ってほしいと、各区長に協力を要請した。
この日あった区長会に、野溝和人小学校長、新津吉明中学校長が出席。
「学校、保護者だけでは限界。地域の見守る目が犯罪から子ども守る力になる。不審者情報や新たな対策があったら寄せてほしい」と強く協力を求めた。
子どもたちを取り巻く犯罪が全国的に多発していることを受け、両小中学校ともに安全対策の再構築に力を注いでいる。
小学校では通学路付近の地図を全家庭に配布。冬休み中に親子で通学路を歩いてもらい、危険な場所の再確認を行なった。今後早急にまとめ、新たな「安全マップ」を作成する。
中学校も小学校との連携を強化。危険な場所の把握を徹底している。
村教育委員会は、昨年有志で発足した「子どもの安全見守り隊」のメンバー再募集を近く行なう。
現在は144人の隊員が登下校時の巡視に協力しているが、さらに増員することでより強固な組織にしたい考え。小学校も保護者に見守り隊への参加を募っている。