まもなく6年 被災地を歩く
東日本大震災から間もなく6年が経過しようとしています。 被災地では、復旧・復興が進められていますがその爪痕は深く地域に刻まれています。 前の伊那図書館館長で県立長野図書館の平賀研也館長が宮城県の沿岸部を27日、歩きました。 震災で壊滅的な被害を受けた宮城県仙台市荒浜です。 平賀さんは、3年前から友人を通じて知り合った地元の人たちと交流をしていて、毎年この時期に荒浜を訪問しています。 ここでは、およそ800世帯が高さ10mの巨大津波に流され180人が亡くなっています。 かつて、住宅地だった場所はいまも津波の爪痕を残しています。 荒浜は危険区域となり住めない土地となりました。 27日は故郷を思い活動する地元の人たちの案内で荒浜を歩きました。 庄司隆弘さんは津波で流された自宅跡に「海辺の図書館」を作りました。 浜の町だった故郷の歴史や文化、暮らしを知ってもらい記憶を残そうというものです。 週末に訪れる人を集落跡に案内し、住民の話を聞く機会を作っています。 この様子は、3月11日の午後2時からご覧のチャンネルで詳しく放送します。