東伊那小学校4年生がごみ処理施設を見学
ごみの「分別」を学ぶ
実際のごみ処理過程を見学するため、駒ヶ根市の東伊那小学校4年生(日岐敏明教諭、17人)は5日、「那須屋興産」(伊那市大坊)を社会見学に訪れた。ごみのリサイクル過程などを見学した児童らは、循環型社会の実現に向けて、自分たちでもできる「分別」の大切さなどに理解を深めた。
この日は、同社以外に「伊那中央清掃センター」(同市美篶)なども訪問。健康で住みよい暮らしを守るため、ごみ処理やリサイクルについて学び、ごみの減量に向けた、自分たちの生活を見直すことを目的とした。
「那須屋興産」では、空き缶などのアルミニウムをはじめ、木くずや廃プラスチックなどがリサイクルに向けて処理される工程を、児童らは熱心にメモを取るなどして見学。鉄くずの分別場所では従業員から「空き缶も、アルミとスチールを仕分けず出されることが多い」と説明され、家に帰ったら家族に伝えることを約束した。
荻原峰音ちゃんは「手作業で分別しているのを見て大変だと思った」と、従業員の苦労を感じていた。
同社は「ごみを減らすことが環境保全につながる。ごみイコール汚いではなく、少し手を加えるだけできれいになり、リサイクルできることを身に付けてくれれば」と呼びかけた。