藤澤古實に学ぶ会 発足
昭和42年に亡くなった箕輪町出身の歌人で彫刻家の藤澤古實をもう一度見直そうと、学ぶ会が12日、発足しました。 藤澤古實は箕輪町三日町出身の歌人で彫刻家です。 50代の頃箕輪中学校に勤務していた関係で町内に多くの教え子がいます。 また、箕輪町の歌や上伊那の小中学校の校歌なども作詞しています。 12日は、箕輪町文化センターで藤澤古實に学ぶ会の発足総会が開かれ、関心のある人や教え子など50人が参加しました。 平成14年までは、短歌や彫刻の作品展、読書会などが箕輪町で行われていましたが、その後、活動が途絶えていました。 没後50年を機に会を発足することを決めました。 今年の1月から有志で準備を進め、事業計画などを協議し「藤澤古實短歌賞」を設け作品の募集を行ってきました。 12日は、41人113作品の応募があった短歌の入選者に表彰状などが贈られました。 会長の井澤通治さんは「郷土が生んだ藤澤古實の短歌や彫刻を根付かせていきたい」と話していました。 今後、2か月に1度、勉強会などを開いていく計画です。