大正大学の学生が調査報告会
箕輪町の魅力や課題を現地調査
東京都豊島区の大正大学の学生が、移住者目線で箕輪町の魅力や課題について行った現地調査の報告会が、16日、町地域交流センターで開かれました。 報告会には、白鳥政徳町長のほか役場職員や町議会議員など50人ほどが参加し、学生の発表に耳を傾けました。 大正大学の学生は、今年2月12日から15日にかけて、箕輪町内を回り、住民に聞き取りを行うなど調査を行いました。 大正大学の地域創生学部は、今年度創設された学部で、学生は全員が1年生です。 調査には6人が当たり、移住者の視点で、町の魅力や課題をまとめました。 生かし切れていない地域資源について発表した学生は、「ながたの湯は、つるつるの泉質で町外からも来客しているが、滞在時間が短いのが問題だ。」と発表していました。 UIターンについて発表した学生は、「UIターンのきっかけのほとんどが人との縁との調査結果が出たが、それならば、人と人とのつながりを促進させる取り組みが重要になる」と話していました。
町職員・豊島区職員・学生が意見交換
また、16日は、箕輪町と、東京都豊島区の職員・大正大学の学生が参加して、箕輪町と豊島区の連携について考えるワークショップが行われました。 16日は、5つのグループに分かれて、参加者が意見を交わしました。 箕輪町と東京都豊島区は防災協定を締結している友好都市です。 豊島区は、区内にある大正大学に、現地調査の場所として箕輪町を紹介するなど、今回の縁を取り持っています。 職員のレベルで、こうしたワークショップを開くのは今回が初めてです。 ワークショップではそれぞれのグループが検討結果を発表しました。 箕輪町では、来年度以降も、大正大学の学生の受け入れを行い、大学や豊島区との関係を充実させたいとしています。