杖突峠の「大同桜之碑」 見学
まほらいな市民大学院の授業で、高遠町と茅野市の境界にある杖突峠の大同桜之碑(だいどうざくらのひ)を、16日に見学しました。 この日は、高遠郷土研究会会長の北原紀孝さんが講師を務め、大同桜之碑について説明しました。 北原さんによりますと、明治時代、茅野市出身の伊藤作左衛門が茅野市に「大同義塾」を開き、20歳前後の青少年に学問を教えていたということです。 作左衛門は、慶応義塾大学に入学した後、福沢諭吉に学び、向学心が高かったということです。 大同義塾の卒業生が作左衛門を称えようとこの碑を建立しました。 碑の名前の由来は、当時一体におよそ2,000本の桜が植えられていたことによるものです。 北原さんによりますと、およそ2,000本の桜は、現在は5本程度しか残っていないということです。