民有林の集団間伐事業に着手
宮田村などは効率的に民有林整備を進めようと、重点区域を設けて地権者に間伐の希望を募る「集団間伐事業」に着手。先月末と11日夜に説明会を開き、対象区域となった寺沢林道沿いの地権者22人が出席した。国や県、村の補助を適用し、地権者の負担を軽減しながら間伐の・ス団地化・スを推進する。
森林組合などに作業を委託して間伐する場合、平均で1ヘクタールあたり11万円ほどかかる。
一方で従来からある国、県や村の補助制度を使えば地権者個人の負担は1ヘクタールあたり1万円程度にまで軽減できる。
しかし、村内の補助申請者は年間で20件に満たない状況。森林離れが進んでいることに加え、地権者が細分化されているため、民有林の間伐は思うように進んでいない。
そのため村などは重点区域を設定して、エリアごと集中的に間伐を実施しようと計画。初年度は搬出路なども確保されて比較的作業がしやすい、寺沢林道沿いに設定した。
対象区域の地権者は50戸ほどだが、今後間伐の希望を募る予定。森林組合に作業委託し、本年度中に着手する考えだ。