飯島陣屋繭玉づくり
ほんだれさまも飾る
飯島町歴史民俗資料館飯島陣屋は9日、小正月の伝統行事、繭玉と「鬼木」づくりをした。 町内を中心に近隣から約30人が参加、いろりばたで、飯島陣屋友の会の会員から、繭玉の言われなどを聞きながら、米の粉をこね、手の平で丸め、まゆの形にし、いろりに掛けた鉄なべでゆで上げた。
ゆでた繭玉はソヨギの木に飾ったり、もち帰り用に小枝に数個ずつさした。
玄関前では、わらじクラブの指導で、正月を「十二月」「十三月」と偽り、鬼をだます「鬼木」づくりをしたり、五穀豊じょうを祈る「ほんだれさま」も飾った。
「ほんだれさま」は松の木を束ね、中心にソヨギを立て、ヌルデで作った「鬼木」やしめ縄を張った。
小学1年の長男、年少の次男の3人で参加した平沢洋子さん(北町)は「繭玉作りは私も子供も初めて。とても楽しかった」と話していた。
出来上がった繭玉は飯島文化館に展示する。