トイレについて考える
闘犬の雄叫び
人間が生きてゆく上でなくてはならないトイレ。最近は水洗化が進み快適に用事が済まされるようになった。
水洗化はいいが、便器一つをとっても研究、開発となると底知れない苦労が積み重なった技術の集積の塊なのだ。さしずめ婦人用洗浄器のビデなどの開発には、うら若い女性が恥も外聞も気にせず、実際に座ったりして使ってみて(人前ではばかることもなく下着一枚になって使い勝手を研究する姿をテレビで見たが)大変な苦労が目に見えた。ことに最近ではある雑誌に(米タイムス誌)よると「この秋は座ることが最高の時間となるだろう…」という記事を載せている。記事の中で『贅沢な椅子』として2つの椅子を紹介した。1つは英ヴァージン・アトランティク航空のアッパークラスのシート。もう1つが日本の便器メーカーTOTOの「ネオレストSD」という高級洋式便器である。便器が単に排泄のためでなく、安息と快適さを提供する器具として考えられている象徴であろう。そしてさらに、水の音がしない、臭わない、掃除不要といった便器が開発されている。
我が家もまもなく水洗にしたいと思っているが、お金と相談で贅沢な椅子を調達できるかどうか。