唐木一直氏 無投票4選
任期満了に伴う南箕輪村長選挙が4日、告示され、無所属で現職の唐木一直さんが無投票で4期目の当選を果たしました。 唐木さんは、昭和23年5月14日生まれで現在68歳です。 昭和42年に村職員となり、総務課長、助役などを歴任し平成17年に南箕輪村長に初当選しました。 平成21年と25年の選挙では無投票で再選しました。 午前8時過ぎ、南殿コミュニティセンターにはおよそ200人の支持者が集まりました。 立候補の届け出を済ませると、唐木陣営は出陣式を行いました。 第一声の後、唐木さんは村内をくまなく回り地域住民に支持を訴えました。 昼には戻って一息です。 好物のかつ丼を食べて腹ごしらえです。 午後は、再び遊説カーに乗り込み村内全域を回りました。 唐木さんの初登庁は、17日で、任期は平成33年4月15日までとなっています。
県内一若い村 課題は・・・
さて、県内一若い南箕輪村。 人口は増加の一途を辿りますが、行政はその対応に苦慮しています。 平成27年10月1日に実施した国勢調査によりますと、前回調査の平成22年と比較して、人口は527人増の1万5,070人、増加率は3.6%で、共に県内トップでした。 今月1日現在1万5,330人と依然増え続けています。 人口増加に伴い村が直面しているのは、手狭となった保育園や小中学校への対応です。 村では、村内5つの保育園全てを増改築してきましたが、特に転入者が多い南原保育園では予想を上回る入園希望があり、教室が不足しています。 南原保育園に通う園児の保護者です。 「園舎がもう少し広くなれば」 「未満児の頃は希望する南原保育園に入れなかった」 南箕輪村教育委員会では、園児数の増加に伴い南部小学校は5年後の平成34年度にはおよそ50人、南箕輪中学校もおよそ80人それぞれ増えるとみています。 村では、平成26年度に南部小学校の増改築をしましたが、平成31年度には再び教室が不足する見通しとなっていることから、平成30年度着工予定で校舎の増築を計画しています。 「保育園もそうだが、小学校中学校も人数が増えていて、その対応が必要となっている。子ども1人ひとりにとって必要な環境は整備していきたい」 国の示した平成40年度以降の南箕輪村の人口は緩やかに減少していく予想で、子育ての村を推進していくための施設整備をどのように進めていくかが課題となっています。