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1911/(火)

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やきもち踊り 当屋祭

やきもち踊り 当屋祭

16日に行われる伊那市山寺の奇祭やきもち踊りで使われる道具などを清める当屋祭が伊那市のきたっせで10日、行われました。 当屋祭は、やきもち踊りの6日前に行われるならわしとなっています。 10日は、保存会や区の役員、氏子など20人が出席しました。 当屋は、やきもち踊りの主宰者となる家を言います。 当屋祭では、白山社八幡社合殿と書かれた掛け軸ややきもち踊りの当番を引き継ぐ当屋箱などを清める神事が行われました。 昭和30年ころまでは、当屋の自宅で当屋祭が行われていたということです。 当屋祭の後、やきもち踊りで飲むどぶろくを飲み交わしていました。 やきもち踊りは、白山社八幡社春の例大祭で奉納されているもので、県の無形民俗文化財に指定されています。 保存会の会員が羽織、袴、白足袋で足を挙げ飛び跳ねるユーモラスな踊りを披露します。 踊りの合間にはアユの串焼きを肴にどぶろくを飲んだりキセルで刻みタバコをふかします。 踊りが終わると踊り手は一斉に鳥居の外に駆け出し、逃げ遅れると厄病にかかると言われています。 また9日には、地域住民が、ご神木に飾りつける大しめ縄作りを行いました。 やきもち踊り保存会のメンバーや山寺区の役員、氏子など30人ほどが作業を行いました。 しめ縄は太さ15センチ、長さは12メートルで、地元住民が用意したワラで作ります。 境内にある樹齢800年のケヤキのご神木に飾りつけるもので、毎年、やきもち踊りの奉納の前に作り替えています。 しめ縄作りは踊りの練習が始まる前の最初の作業となっていて、保存会では「奉納にむけ心を合わせていきたい」と話していました。 大しめ縄は、宵祭りの15日午前6時から飾りつけが行われ、やきもち踊りの奉納は16日の正午頃からを予定しています。

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