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2511/(月)

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花見客を「高遠石工」でおもてなし

花見客を「高遠石工」でおもてなし

伊那市高遠町の高遠城址公園の花見シーズンに合わせ、花見客を「高遠石工」でもてなす準備が進んでいます。 高遠町の老舗菓子店あかはねでは、名物の「高遠まんじゅう」に高遠石工が石仏を彫る様子を焼き付けた「石工まんじゅう」がつくられています。 高遠まんじゅうに押される石工の焼印を考えたのは高遠中学校の3年生です。 店主の赤羽敏さんは「大変出来が良い焼印ができた。地域の文化を商品にできたことは素晴らしいことだと思うしとても感心している」と話していました。

「石工まんじゅう」 あすから高遠中で販売

花見客を「高遠石工」でおもてなし

石工まんじゅうは、毎年、花見客をもてなそうと全校で「観桜期活動」に取り組んでいる高遠中学校の3年生が発案しました。 江戸時代、石工の里として知られた高遠町には高遠石工が残した数多くの石仏が残っていて、桜以外にも地元の名物を知って楽しんでもらおうというものです。 石工まんじゅうを発案したグループの班長 小松匠くんは「桜だけが取り上げられがちだけど、高遠には歴史的な石仏もたくさんある。少しでも知ってもらい地域の歴史を見に来てくれる人が増えればうれしい」と話していました。 「石工まんじゅう」は全部で2千個ほど作られ、あすから駐車場として開放される高遠中のグラウンドで販売します。 値段はバラ売りが1個120円、8個入りが1,000円となっています。 販売は今週末と来週末に予定されています。

建福寺では石仏のライトアップでおもてなし

花見客を「高遠石工」でおもてなし

西高遠の建福寺(けんぷくじ)では、高遠石工の名工「守屋貞治(もりやさだじ)」が作った石仏群「西国三十三所観世音菩薩(さいごくさんじゅうさんしょかんぜおんぼさつ)」が15日までライトアップされます。 花見シーズンに合わせて、作品の素晴らしさに触れてもらおうと「高遠石工研究センター」が行っているもので、午後4時から午後9時までの間ライトアップされます。

高遠城址公園の桜は14日現在「1分咲き」

花見客を「高遠石工」でおもてなし

高遠城址公園の桜は、14日現在、「1分咲き」となっています。 伊那市では「13・14日の暖かさで開花は進んだものの、朝晩の冷え込みが厳しい。見頃は20日頃になりそう」と話しています。

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