韓国料理作りに挑戦
高遠高校公開講座アジアのことば(12)
高遠高校の学校公開講座「アジアのことば」の第12回が13日あり、韓国料理作りに挑戦した。
受講する生徒16人とともに地域住民5人が参加。日韓親善伊那谷の会運営委員長の鄭康雄さん=南箕輪村大泉=と妻の雀順喜さんの指導で、祝いごとの際に食卓に並ぶという家庭料理で、牛肉や春雨、野菜などをいためて綿糸卵を飾る「チャプチェ」と、「トック」と呼ばれる韓国の雑煮を作った。
「韓国は辛さが印象的」と話す生徒たちは、味付けの分量を確めながら納得いくまで何度も味見。出来上がった料理は昼食に味わい、友人同士で批評し合ったり、雀さんらの話に耳を傾け、韓国の食文化に触れた。
講座は3年の総合学習の時間を開放し、生徒と地域住民がともに授業を受けて交流を図る初の試み。これまでに韓国の言語や歴史などを学んできた。
次回がまとめの最終回。「互いの国の文化を知ることは大切なこと。学んだことは必ずどこかでプラスになる」と鄭さん。
生徒の一人(18)は「いろいろな面から日本と韓国の違いに驚くことが多かった。言葉も歴史とかも難しいけど、もっといろいろなことを知りたい」と話していた。