なごみ家で初めての新春歌会
宮田村の福祉交流施設なごみ家は13日、新春歌会を開いた。約40人が参加。長年歌壇で活躍する中越区の新谷悦郎さん、秀子さん夫妻を囲み、投稿があった27首の短歌を味わった。
歌会は初めてで、利用者や地域住民に事前に短歌を募集した。
「いにしえの信濃の冬を思いつつ23度のキッチンに立つ」など、日常のちょっとした風景を見事にとらえた力作も。初心者が多かったが、気持ちを素直に表現した作品が揃った。
新谷さんが各作品を添削。少し手を付け加えるだけで見えてくる情景も異なり、参加した約40人は奥深い短歌の世界を楽しんでいた。
「皆さん素晴らしい。やさしい言葉で歌っている。難しい言葉なんか使わなくてもいい。大切なのは自分の心を素直に歌いだすこと」と新谷さんは話していた。