後藤俊夫監督が中尾歌舞伎の支援訴え
「運営は行政 芝居は保存会で」
伊那市出身の映画監督後藤俊夫さんは活動を休止している中尾歌舞伎について運営は行政、芝居は保存会が行うかたちにし、今後も続けてもらいたいと訴えました。 29日、伊那市長谷の中尾座で中尾歌舞伎応援イベントが開かれ後藤監督が講演しました。 後藤監督は2007年に農村歌舞伎をテーマにした映画「Beauty~うつくしいもの~」を制作し今回のイベントでも上映されました。 映画は農村歌舞伎の保存、伝承に情熱をかける人たちがテーマで中尾歌舞伎保存会も製作に協力しています。 後藤監督は講演で「運営は行政、芝居は保存会が行っている大鹿歌舞伎に学んではどうか」と提案しました。 また大鹿村は小中学生が学校で歌舞伎を学んでいることを例に挙げ長い時間をかけて保存活動に取り組む必要性を訴えていました。 応援イベントは中尾歌舞伎の活動や支援のあり方について考えようと長谷公民館などが開いたもので会場には歌舞伎ファンや行政関係者など160人が集まりました。