伊那市入舟の飲食店で火災
14日午前8時25分ころ、伊那市坂下区入舟町の飲食店・マリポーサから出火。木造モルタル構造トタンぶき2階建て(延べ面積113平方メートル)の2階部分にある店舗内を約40平方メートル焼き、同8時58分に鎮火した。出火当時は無人で、けが人はなかった。
伊那消防署によると、出火場所は北西壁側付近で、原因は電気コードのショートと見られる。出火時は出入り口に施錠がされていたことや、室内から火が出たことなどの理由から、放火の疑いは考えられないという。
出火場所は昨年2月28日、放火事件があった飲食店と一軒隔てた建物。周囲には約1年前の緊張感が漂った。
マリポーサの近くで飲食店を経営する女性は「この前(の放火)のこともあるので、火の元にはいつも注意している。近所の人も同じで、今でも警戒だけは怠っていないと思う。もし、付け火だったら、この場所ではこわくて(経営を)やっていけない」と顔を引きつらせていた。