GPS機能搭載の田植え機 実演
GPSにより自動運転出来る機能を搭載した田植え機の試験運転が南箕輪村で2日、行われました。 田植え機は、農機具などを製造・販売している株式会社クボタが開発したものです。 購入を検討している南箕輪村の唐澤俊男さんが、その機能を確認しました。 GPSにスタート地点と終点を登録し基準線を設定します。 そうすることで、基準線に沿って走行し、ハンドルから手を放しても問題ありません。 また、あぜへ接近するとブザーが鳴り、さらに近づくとエンジンが停止する機能も搭載されています。 唐澤さんは、村内20戸から田植えなどを引き受けていて、作業の効率化を図ろうと最新の田植え機の導入を検討しています。 2日は、唐澤さんの家族が田植え機に乗りコシヒカリの直播作業を体験していました。 クボタによりますと慣れない人でもまっすぐに田植えが出来、作業負担も軽減できるということです。。 唐澤さんによりますと去年はこの場所でおよそ2時間かかった作業が、GPSを搭載した田植え機を使ったことで30分ほどで終わったということです。 GPS機能が搭載された田植え機は460万円で、上伊那では3台が導入されているということです。 農業を取り巻く環境は高齢化や担い手不足が進み厳しさを増す中でこうしたIoT技術による農業機械の進化は作業の効率化や負担軽減などに効果を発揮しそうです。