山岳写真家 津野祐次さん 噴火被災体験語る
伊那市長谷の山岳写真家・津野祐次さんが、自身が被災した御嶽山の噴火災害について講演しました。 4月24日、津野さんが西春近公民館で講演しました。 2014年9月27日に発生した御嶽山の噴火災害は、58人が死亡、5人が未だ行方不明となっています。 津野さんは噴火が起きた時に御嶽山の頂上付近で写真を撮影していたということです。 津野さんは当時を振り返り「見たことのない雲だと思い写真を撮っていたら花火のような大きな音がして、噴火だと思い下り始めた。逃げたが火山灰に追いつかれ、あたりは真っ暗になり、息ができないくらいだった」と話していました。 津野さんは「大自然に比べると人間は本当にちっぽけなもの。素晴らしい景色を見せてくれる反面、一度牙を剥けばどうすることもできない」と話していました。 講演会は、西春近の高齢者クラブ大会に合わせて開かれたもので、およそ60人が参加しました。